- J Occup Environ Med, 67(10):843-850, 2025. (Oct)
Cross-Sectional Association Between Work Intervals and Metabolic Syndrome Among Japanese Daytime Workers: Japan Epidemiology Collaboration on Occupational Health Study.
Nagayama C, Miyake H, Yamamoto S, Inoue Y, Konishi M, Okazaki H, Ide H, Miyamoto T, Kochi T, Tomizawa A, Dohi S, Kabe I, Mizoue T.
本論文の概要をスライドにまとめました。事業所での健康教育、学会、研修会等で是非、ご活用ください。
その際には、「J-ECOHスタディ」と出典を記載してください。
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本論文では、2018~2020年度にJ-ECOHスタディに参加した5社の従業員約12,500人の生活習慣データを用いて、勤務間インターバルとメタボリックシンドローム(MetS)の関連を分析しました。日勤労働者を対象に、平均的な退社時刻から出社時刻までの時間を勤務間インターバルとして算出しました。解析の結果、勤務間インターバルが短い群(9~12.5時間)は、長い群(14.5~16.5時間)に比べて短時間睡眠や就寝前の夕食などの不健康な生活習慣を有する割合が高い一方、MetSのオッズは低い傾向を示しました。勤務間インターバルの長短にかかわらず、短時間睡眠や余暇の身体活動不足などの不健康な生活習慣を有する者では、MetSのオッズが高い傾向が認められました。本研究は、職場の健康管理において、労働者が十分な生活時間を確保できるよう適切な勤務間インターバルを設定するとともに、生活習慣の把握と改善に努めることの重要性を示唆しています。