- Sleep Health, Online ahead of print 2026.
Heated tobacco product (HTP) use and sleep disturbance among Japanese workers.
Hori A, Taniyama Y, Okazaki H, Miyamoto T, Kochi T, Kabe I, Tomizawa A, Miyake H, Konishi M, Dohi S, Mizoue T.
本論文の概要をスライドにまとめました。事業所での健康教育、学会、研修会等で是非、ご活用ください。
その際には、「J-ECOHスタディ」と出典を記載してください。
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加熱式たばこによるニコチン摂取量は紙巻きたばこと同程度であることが報告されており、ニコチンによる睡眠への影響が懸念されます。しかし、加熱式たばこと睡眠障害との関連はよくわかっていません。本研究では、J-ECOHスタディに参加した20~69歳の労働者12,026人を対象に、加熱式たばこ使用と睡眠との関連を横断的に調べました。喫煙状況を非喫煙、過去喫煙、加熱式たばこ単独使用、紙巻きたばことの併用、紙巻きたばこ単独使用に分類し、入眠困難、早朝覚醒、熟眠感欠如、睡眠潜時、睡眠時間との関連を検討しました。解析では、年齢、性、教育歴、生活習慣、職業要因、健康状態などを統計的に調整しました。
その結果、非喫煙者と比べて、加熱式たばこ単独使用者では入眠困難が1.59倍、熟眠感欠如が1.47倍多く、併用者ではそれぞれ1.63倍、1.33倍多くみられました。調整後の平均睡眠潜時は、非喫煙者18.0分に対し、加熱式たばこ単独使用者20.7分、併用者21.9分、紙巻きたばこ単独使用者20.9分でした。一方、睡眠時間には大きな違いはみられませんでした。本研究より、加熱式たばこ使用は、入眠困難、熟眠感欠如、長い睡眠潜時と関連し、睡眠の観点からも加熱式たばこが紙巻きたばこより健康影響の少ない代替品とはいえない可能性が示されました。