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業績PUBLICATION

  • Journal of Epidemiology, released online, 2026. (Sep)
Low-density lipoprotein cholesterol and risk of cardiovascular disease in a working population.
Hu H, Nakagawa T, Honda T, Yamamoto S, Kochi T, Ogasawara T, Gommori N, Yamamoto M, Miyamoto T, Okazaki H, Ide H, Dohi S, Konishi M, Kabe I, Mizoue T.

本論文の概要をスライドにまとめました。事業所での健康教育、学会、研修会等で是非、ご活用ください。
その際には、「J-ECOHスタディ」と出典を記載してください。

解説スライドはこちら

LDLコレステロール(LDL-C)は、心筋梗塞などの冠動脈疾患の重要な危険因子として知られていますが、脳卒中との関連については、特に日本人では十分に明らかになっていません。本研究では、J-ECOHスタディに参加する日本の労働者約7万人を対象に、LDL-C値と心血管疾患発症との関連を前向きに調べました。LDL-C値を70 mg/dL未満、70~99、100~119、120~139、140~159、160 mg/dL以上の6群に分け、年齢、性、喫煙、肥満度、血圧、糖尿病、HDLコレステロール、中性脂肪などの影響を統計的に調整しました。
その結果、LDL-C値が100~119 mg/dLの人と比べて、70 mg/dL未満の人では脳内出血の発症リスクが3.56倍高くなっていました。一方、虚血性脳卒中では、LDL-C値が低い群と高い群の双方でリスクが高まるU字型の関連が示唆されました。これに対して、心筋梗塞の発症リスクはLDL-C値が高くなるほど上昇していました。
本研究より、LDL-Cと心血管疾患との関連は疾患の種類によって異なることが示されました。LDL-Cと心血管疾患の関係を考える際には、心血管疾患を一括して捉えるのではなく、脳内出血、虚血性脳卒中、心筋梗塞など、疾患ごとに評価することが重要と考えられます。